どうも、山田店長(@yamada_tencho)です。

近所でオープニングスタッフのアルバイトを募集してるんだけど、実際オープニングスタッフってどうなんだろう?
オープニングスタッフとして働くメリットやデメリットを知りたいなぁ。
そんな方のために、月商5億従業員約300人のスタッフを抱えるお店の店長をしている私山田店長が、オープニングスタッフって実際のところどうなの?
という疑問にお答えします。
普通のアルバイトと違って新店のオープンとなると、何か変わった事や気にかけておくべき事とかあるのかな?
なんて不安になるかと思います。
オープニングスタッフといっても、そんな頻繁に募集されているものでもないですからね。
ということで、ここでは実際に新店オープニング店長としての経験も踏まえながら、オープニングスタッフとして働く事のメリットとデメリットを紹介させていただきます。
最後には結構リアルな話も交えますので、これが現実だと思っていただいたらいいかと思います。
オープニングスタッフとして働くメリット

オープニングスタッフとして働くメリット
新しいお店というのは、当然ですがとにかく何もかもが新しいです。
建物もそうですし、なによりも人が全て新しいということが一番のポイントです。
心機一転、新たにバイトするなら間違いなくオープニングスタッフはおすすめです。
オープニングスタッフとして働く大きなメリットは以下の3つとなります。
オープニングスタッフは人間関係のしがらみがない
オープニングスタッフとして働く最大のメリットはコレです。
以前のバイト先を人間関係が理由で辞めてしまった人は、新しいお店で働く事を強くおすすめします。
とにかく人間関係がまっさらな状態からスタートするので、気持ち的に本当に楽です。
これについては周りもみんな同じ条件ですので、変に派閥が出来てどうこうというような、よくある光景はあまりみかけることはありません。
新たに人間関係を構築して、働いていて楽しいと思える職場を作っていこうという前向きな気持ちにもなれますので、ぜひオープニングスタッフ募集を見かけたら、積極的に応募してみてください。
オープニングスタッフは採用率が高い
基本的に小型店舗でない限り、採用人数がそれなりに多い事が予想されます。
自分の経験上、大型量販店のオープニングスタッフとしてアルバイト募集を200名かけると、初動はそれほど集まりません。
第二弾・第三弾と募集をかけて埋めてはいくのですが、いきなり欲しい人員が集まることはほぼありません。
つまり、オープニングスタッフ募集の開始直後は、採用率が高いという事が大きなメリットとなります。
余程資質の欠けた人でない限りは、ほぼ採用されます。
もしあなたにスキル的な不安があったとしても、オープニングスタッフの場合は研修もあるでしょうから、それほど心配する必要もないかと思います。
募集する側としても、なんとしても予定採用人数を集めたいので、相当な理由がない限りはオープニングスタッフで不採用ということはありませんので、安心してもらっていいでしょう。
オープニングスタッフは雇用条件がいい
うちの会社も新規出店する際は雇用条件には非常に気を配ります。
当然その地域の最低時給を把握し、かつ周りの同業種の平均時給の相場を考慮します。
それを踏まえた上で、なんとか採用率を上げたいので平均時給よりもちょっと高めの設定をします。
コンビニだと、地域最安値の時給にはなりますが、小売業だとそういう訳にも行きません。
ですので、オープニングスタッフとして働くメリットとしては、このちょっと高めの時給というのも見逃せないところです。
オープニングスタッフ同士は仲間意識が生まれる
オープニングスタッフとしての何よりのメリットがこれです。
バイト同士の仲間意識が生まれてきます。
これは、同じ条件で同じ時期にスタートするという仲間意識から始まります。
さらには、実際勤務が始まりオープニング準備をする中で、ひとつのものを作っているというチームとしての意識も芽生えてきます。
そういう仲間意識が生まれてくることでチームとしての結束力が高まり、仕事に対するモチベーションも上がってくるということが、オープニングスタッフ特有の強みとなります。
オープニングスタッフとして働くメリットまとめ
以上3つのメリットを紹介させていただきました。
何はともあれ、オープニングスタッフとして働くという事はとにかくメリットが多いです。
特に、気持ち的にまっさらな状態でスタート出来るというのが、学生であっても主婦でもフリーターでも気持ちのいいものだと思います。
では、オープニングスタッフとして働くデメリットはどういったものがあるのでしょうか?
以下で3つ紹介させていただきます。
オープニングスタッフとして働くデメリット

オープニングスタッフとして働くデメリット
実は、オープニングスタッフとして働くことは良いことばかりではないんです。
別に不安を煽るつもりはありませんが、私がオープニング店舗の店長として生で感じた部分ですので、ぜひそれを紹介したいと思います。
オープニングスタッフは実力の差が歴然となる
オープニングスタッフとして最大の働くデメリットは、あっという間に実力の差が歴然となることです。
オープン前の研修期間中であったとしても、これは表れます。
・小さなグループでのまとめ役になれる人。
・リーダー的存在として、ちょっとした作業の振り分けが出来る人。
最初はみんなが新人です。
ですが、実際にはお店がオープンする前にその実力の差が出てきます。
こうなってくると、仲良く楽しく仕事がしたいと思っている一部の人からは、不満の声が上がってきたりします。
そうなんです。
お店がオープンする前からすでに、人間関係が怪しくなってきたりもするんです。
皆が新人だからこそ、目立つ人は良い意味でも悪い意味でもすぐに目立ってしまうんですね。
これをデメリットというのもちょっと違うのかもしれませんが、いわゆる
思っていたのと違う・・・
みたいな理由でオープンする前から退職される方は、こういうのが理由だったりします。
オープン直後はとにかく忙しい
なんとか厳しい研修を乗り越えて、いざオープン!
オープンしてから気付くとは思うのですが、オープン直後はとにかく忙しいです。
オープニングスタッフはたくさんいるのですが、何せみんなが新人なものでちょっとしたイレギュラーにも対応できません。
全てがマニュアル通りには行きません。
なんならマニュアルに書いてないような事ばかりが起きます。
とにかくオープン直後はてんてこまいになる事は間違いありません。
そんなオープニング時の繁忙期が大変なのは想像に難くないと思います。
現実問題、このオープニングの辛さに耐え切れずに辞めていく人も多いです。
覚悟はしていても、結構ここで挫折してしまう人がいるというのは、やっぱりオープニングスタッフとして働くことのデメリットと言わざるを得ませんね。
オープン1ヵ月後の不安
オープンして1ヵ月も経ってくると、営業的にも落ち着いてくるはずです。
仕事にもある程度慣れてきて、みんなそれぞれの立ち位置みたいなものが出来てくるはずです。
で、この頃に何が起きるかというと、過剰な人員問題です。
どういう事かと言いますと、オープニングスタッフとして200人募集したとしても、通常営業での必要想定人員は150人だったりします。
じゃあ、なぜ最初から150人で求人を出さないのか?
当然途中で辞める人が出て来るのも想定しています。
オープン直後は猫の手も借りたい状況が予想されるので人員は多めに欲しい。
といった理由があります。
で、オープンして営業が落ち着いてくると人員整理が始まります。
そもそもそうならないように募集の段階から調整しろよという話なのですが、正直こればっかりはどうにも難しいんです。
オープンしても人が足りないという事もありますが、大抵は余ります。
そうなると何が起こるかと言うと、シフトの調整です。
週5でバリバリ働いて稼ぎたいと思っていても、それが減らされます。
もしくは、8時間勤務が4時間になったり・・・。
あくまでも人が多すぎる場合の対応なので、逆のパターンもあるかもしれません。
その場合はもっと働いて欲しいといわれるかもしれませんが、私の経験上ではオープニングスタッフのアルバイト人員は余る傾向にあります。
↑でも触れましたが、この頃にはみんな同期とはいえ実力の差が歴然としてきます。
それを踏まえた上で人員整理を行いますので、この段階でシフト調整を促される人というのは、つまりはそういった対象だと思ってもらっていいかと・・・。
厳しいですが、これがオープニングスタッフのアルバイトとして勤務する際のデメリットと言っていいでしょう。
まとめ
オープニングスタッフとして働く事のメリットとデメリットを紹介させていただきました。
メリットとしては、
これに尽きるでしょう。
デメリットは、
・オープン直後はとにかく忙しい
・営業が落ち着いて来た頃の人員整理
といったところでしょうか。
ある一定デメリットはあるものの、やっぱり新たな気持ちで仕事に取り組めるということはいいことです。
今の環境で何がしかのしがらみを持ちながら働くよりも、心機一転新店で働くのもいいものです。
もしあなたの街でオープニングスタッフ募集の広告を見かけたら、ちょっと勇気を出して応募してみるのもいいかもしれませんね。
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