どうも、山田店長(@yamada_tencho)です。
先に言っておきますが、万引きは犯罪です。

絶対にしてはダメです。
とはいえ、ちょっと出来心で・・・。
という気持ちも分からなくもないです。
実際私のお店で捕まえた多くの犯人の中には、そんな軽い気持ちで万引きした人が多くいました。
そんな出来心で万引きをして自宅に帰ったはいいものの、後からやっぱり大変な事をしてしまった・・・と後悔し、
・店の防犯カメラで調べられたりしないか?
・正直に店に商品を返した方がいいか?
こういった心配をしてる人も中にはいるかもしれません。
以下では、ちょっとした出来心で万引きをしたものの、やっぱり良心の呵責に苛まれてしまってる人向けに、現役店長からアドバイスと忠告をさせていただきます。
万引きで後日逮捕される可能性はあるか?

万引きで後日逮捕される可能性はあるか?
可能性はありますが、万引きでの後日逮捕はほぼないのが現実です。
なぜかって?
言い方は悪いですが、
100円のお菓子を盗んだ犯人を捕まえるのに、そんな時間と労力を割くことはしません。
当然ですが、現行犯で捕まえたらトコトン行きますけどね。
とはいえ、後日逮捕はゼロではないので、実際私の店での具体的事例を紹介します。
防犯カメラに映った車のナンバーが決め手に

車のナンバーが防犯カメラに・・・
少額の場合はそこまでしませんが、高額品の盗難が分かった時には防犯カメラのチェックをします。
商品近くの防犯カメラ、各出入り口、駐車場・・・。
ただし、ここでの労力が結構かかるので、それなりの被害額でないと店舗としても正直そこまでしません。
そこまでするって事は、店としても警察に被害届を出すレベルなので、被害品の回収及びそれにより被った被害に対する弁済のために動きます。
で、犯人を特定するのにもっとも有効なのが、やはり駐車場の防犯カメラです。
恐らく、あなたが思ってる以上にはっきり映ります。
当然ナンバープレートも、です。
確信犯的に盗難車やナンバープレートを付け替えた車だから安心だぜ、という犯人には効力は薄いかもですが、一般的な万引き犯は大体これで後日お巡りさんから連絡が行くことになります。
うちの店では、このパターンで捕まった万引き犯が一番多いですね。
オークションサイトに転売してばれる

オークションサイトに転売してばれる
実際にあった話です。
あまりにも不自然だったので、警察へ相談⇒後日逮捕となりました。
もうバカとしか言いようがありません。
PBを派手に転売したらそりゃバレるよね?
なので、間違っても盗難・万引き品をオークションサイトで転売しようだなんて思わないでください。
それ、絶対バレますよ。
店舗が被害届を提出すれば後日逮捕される?

店舗が被害届を提出すれば逮捕される?
よく、警察に被害届を出すとか言いますが、警察に被害届を出したからって警察は動いてくれません。
そりゃあそうです。
万引きくらいの被害届で警察が動いていたら、警察官が何人いても足りません。
基本的に警察に被害届を提出するという事は、
(警察)はい、わかりました。
これを書面でやりとりしてるに過ぎないのです。
そんな意味ない事なんでするの?ってなりますよね?
それは、後日逮捕時に証拠となるからです。
過去の余罪として追求するために被害届を提出するんです。
なので、基本的に警察に被害届が提出されたからといって、すぐに警察が動いて逮捕されるという事はありません。
ただし、少額の万引きに限ってのことですからね。
当然のことながら、宝石強盗とかだと即動きますよ。
万引きで後日逮捕される流れ

万引きで後日逮捕されない例
ここまで万引きで後日逮捕されるかどうかを紹介しました。
以下では、では実際に万引き後に後日逮捕されるまでの流れを解説します。
後日逮捕は、
↓
警察動く
↓
証拠固める
↓
逮捕状を裁判所に請求
↓
逮捕
この流れになります。
気になるのは、警察が動くかどうかの線引きだと思うのですが、ポイントは以下です。
②悪質性
③犯人を特定できる証拠
被害額が100万円の宝石なら当然ですよね。
被害額の大小に関わらず、その犯行が悪質な場合はアウトです。
あとこれが一番なのですが、犯人を特定できる証拠があると警察は動いてくれます。
上記で解説した車のナンバー等ですね。
以前実際あったのが、犯人が逃走時に落とした私物とか。
これらがあると、警察は動いてくれます。
で、
となる訳です。
うちの店でも実際あるのが、突然警察から電話がかかってきて
「以前被害届を出されていました、○月○日の万引きの件で犯人が捕まりました」
ということが多々あります。
日本の警察は優秀だと思います。
実はコツコツと動いてくれていたり、他の店で万引きして捕まえた犯人からうちの万引き品まで回収してくれたりします。
本当、警察の方には頭が下がります。
万引きした後に商品を店に返す方法

万引きした後に商品を店に返す方法
脅すつもりはありませんがここまでの話を聞いて、どうにかしてお店に万引きした商品を返せないか?
そう思った人もいたかもしれません。
そんな人のために、その後の対処方法を紹介します。
親に相談する

親に相談する
あなたがもし未成年なのであれば、迷わず親に相談しましょう。
そりゃあもう親はびっくりするでしょうし、あなたをここまでがんばって育てて来たのに・・・と涙することでしょう。
実際、私も万引き犯を現行犯で捕まえて、事務所で親を呼んだ時にそんな光景を何度も目にしました。
子供が親に涙を流させるなんてありえないですからね。
ただ、もしあなたが犯してしまった過ちを親に言う事が出来たのなら、あなたの親は必ずあなたのために動いてくれるはずです。
これも本当の話なのですが、実際にありました。
家に見慣れない物ががあり、子供を問い詰めたら万引きしたものだった・・・。
そんな例も少なくありません。
子供の首根っこを捕まえて来た親御さんもいます。
恥ずかしさと申し訳なさと、こんな子に育ててしまったという自責の念にかられる親。

もうそんな親御さんの姿は見たくはないです。
なので、もしあなたが一時の気の緩みで万引きしてしまって、少しでも後悔しているのであれば親に相談してください。
後からバレた時の事を考えれば、まだ今なら間に合います。
後悔先に立たずです。
あなたの良心ある行動に期待します。
自分でこっそり店に返す

自分でこっそり店に返す
はっきり言って、これ意味ないですからね。
店としては、被害がゼロになるからいいじゃん、と思うかもしれませんが、そうではありません。
という事です。
万引きしたという事を今後も引きずって生きて行くんですか?
誰も見ていないと思っているんですか?
将来あなたが親になった時に子供になんて言いますか?
言えますか?
今は自分にうそをつけばいいです。
でも、子供にまでうそをつけますか?
無理ですよね?
だったら、親に相談するか、ちゃんとお店に連絡しましょう。
お店に連絡すれば、恐らく買取と謝罪で済むはずです。
そのまま警察へ連行・・・とはならないと思います。
店側も人ですし、そうやって正直に自分のやった事を悔いている人に対して、さらに追い討ちをかけるような事はしませんからね。
まとめ

万引きは犯罪です
自分も長く店長をしているので、多くの万引き案件を取り扱ってきました。
貴重な時間を万引き対応で割きたくはないんです。
ただし、それは軽微な万引きについての話です。
悪質だったり、常習性があったり、被害額が大きい場合はトコトン警察と相談しつつ、犯人逮捕のために動きます。
そのために、店の防犯カメラをくまなくチェックしたりもします。
万引き犯の後日逮捕に向けて全力で動きます。
タイトルにもありますが、
そして、その手がかりの大きな一因として防犯カメラの映像が決め手になる事が多いです。
悪い事は言いません。
もしあなたが万引きをして、後日逮捕されたりしないか心配になっているようでしたら、まずは素直に親に相談しましょう。
もしくは、お店に正直に言って商品を返却しましょう。
未来の子供に正直になれるように。
あなたが最善の行動を取れますように・・・。



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