どうも、山田店長です(@yamada_tencho)。
私も店長という職業柄、菓子関連については毎月数多くの新商品を見るのですが、これに最初出会った時はちょっと二度見しちゃったんですよね。
それは、お菓子のロッテから、毎年冬に期間限定で発売される「紗々蘇芳(すおう)いちご」です。
蘇芳いちごと書かれたパッケージを見てまず思ったのが、
・蘇芳って色の種類なの?
といった疑問が浮かんできたんです。
で、調べてみたんですが、
蘇芳いちごという種類のいちごは実在しない
ようです。
そして、蘇芳という意味は、
赤っぽい色の蘇芳色という意味
なんだそうです。
へぇ~って感じですよね。
つまり、「ロッテ紗々蘇芳いちご」は、
蘇芳色した苺フレーバーのチョコレート菓子
という事になります。
ただ、これだけだとちょっともやもやするので、さらに突っ込んで調べてみました。
具体的に蘇芳って何??
①マメ科の落葉小高木。熱帯アジア原産。枝に鋭いとげがあり、葉は羽状複葉。春、黄色の小花を円錐状につけ、花後、帯紅色の豆果を結ぶ。心材と莢さやは、赤色染料とする。蘇芳の木。
②ハナズオウの通称。
③染め色の名。① の幹の心材の煎汁で染めた紅色。赤みのかかった紫。
④襲かさねの色目の名。表は薄く、裏は濃い蘇芳の赤。四季通用。蘇芳襲。
引用元:weblio辞書より
実際画像で蘇芳の木を見ると分かりやすいのですが、苺の赤というよりは、少し紫に近い赤といった色合いのようです。
ちなみに、蘇芳は一般的に
インドからマレー半島に分布しています。
高さは5~10メートルになり、幹や枝には小さな棘があります。
葉は2回羽状複葉で、小葉は長楕円形です。
5月から6月ごろ、円錐花序をだし、黄色い花を咲かせます。
心材は「蘇木(そぼく)」または「蘇芳木(すおうぼく)」と呼ばれ、古代より赤色の染料として利用されてきました。
わが国へも飛鳥時代に中国から渡来しています。
また漢方でも収斂剤や止瀉薬として用いられてきました。
引用元:weblio辞書より
ということで、蘇芳の木はアジア圏では一般的なようですね。
ちなみに、古来からアジアでは紫色が高貴な色とされていましたが、蘇芳はその次の位の色だったようです。
こうやって見ると、ロッテ紗々のちょっと高貴なブランドイメージにも、蘇芳はぴったりなのかもしれませんね。
蘇芳の具体的な色見本
↑が蘇芳色の色見本なのですが、う~ん・・・はい、そういうことです(笑)
言葉で説明するのは難しいですが、蘇芳色=赤みがかった紫というか、足して2で割った感じとでも言えばいいでしょうか?
ちなみに、ロッテ紗々の蘇芳いちごも、鮮やかな赤のいちごのイメージではなく、「少し重みのある赤」というような印象を個人的には感じています。
まとめ
余談ですが、この「蘇芳」というネーミングは、アニメのキャラクターとしても使われている名前のようです。
そういえば、なんとなくちょっとカッコイイ言葉ではありますもんね。
ということで、今年も「ロッテ紗々蘇芳いちご」が発売されるのでしょうか?
もし手にする事があれば、ぜひ蘇芳色について思いを馳せながら食べてみると、これまでとはまた違った趣を感じる事ができるではないでしょうか?
ちなみに、
紗々を食べる時には、個人的には表面(糸状の面)を下にして私は食べています。
あの舌触りがなんとも言えず心地良いんです。
ぜひ、あなたも一度試してみてください。
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