どうも、山田店長(@yamada_tencho)です。
惣菜アルバイトってそこそこ時給もいいんだけど、あまり評判も聞かないし、実際の仕事内容ってどんな事するんだろう?
アルバイトを探していて、そんな疑問を持たれたこともあるのではないでしょうか?
そんな方のために、ここでは実際のスーパーでの惣菜部門の具体的な業務内容を、現役店長の私山田が分かりやすく解説させていただきます。
あくまでもうちの店のケースにはなりますが、ほぼどこのスーパー量販店でも大差ないとは思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事を読み終わる頃には、早速惣菜アルバイトに応募したい!っとなること間違いなし!?ですよ。
惣菜アルバイトの具体的な業務内容
それでは、ここから具体的な惣菜アルバイトの業務内容をお伝えさせていただきます。
きっとあなたの惣菜アルバイトの固定概念とは違った内容かと思いますので、ぜひ最後まで目を通してください。
調理・盛り付け
惣菜アルバイトのメインとなる業務が、調理と盛り付けになります。
調理品には、
があります。
外部調理品は主にアウトパック商品と呼ばれます。
これについては後述します。
店内調理品ですが、文字通り店内で調理しています。
例えばからあげは店内で揚げますし、手作りコロッケであれば、実際に店内でこねるところから作ります。(成型された素材の最終工程のみを店内で行い、それを店内加工とか店内調理と呼ぶところもあります。)
その他一品料理を実際に調理場で作る事もあります。
そう考えると、店内調理の商品は多岐に渡ります。
こういうとそんな料理得意じゃないし、私には無理なのでは・・・。
と、思うかもしれませんが、実は、これらの店内調理品にはすべてマニュアルがあります。
つまり、
そこに技術は必要ありません。
ただ、マニュアル通りに作れるかどうかだけです。
盛り付けについても同様です。
ほぼすべてがマニュアル化されていますので、良くも悪くも誰にでもできる仕事と言って差し支えないかと思います。
アウトパックの陳列
意外と知られていないのが、このアウトパック商品の存在です。
アウトパックとは、
です。
よくあるのが、弁当やおにぎりです。
アウトパックだから食味が劣るとは言いませんが、当然のことながら惣菜調理品は、店内の作りたての方がおいしいのは言うまでもありません。
おおにぎりやお弁当は、作成するのに手間がかかります。
なので、こういった手間暇ばかりかかって利益につながりにくい商品は外部委託で作らせてしまうのです。
また、こういった商品は価格訴求品として利用されがちなので、わざわざ自分の店で作ったりはしません。
例外として、こだわりの具材を使ったおにぎり等は店内での製造となることがあります。
こういったアウトパック商品を陳列するのも、惣菜アルバイトの仕事となります。
売り残った商品の値引き
他の生鮮部門アルバイトでも重要な業務のひとつが、この値引き作業です。
基本的に
その日の客数や天候・曜日によって製造数は調整されますが、当然売れ残る商品もあります。
この売れ残った商品を、出来るだけ最小限の値引き率で売り切るのが、この値引き担当者の腕の見せ所でもあります。
ただ、この値引き処理も基本的なマニュアルはあります。
例えば、17時に2割引き、19時に3割引き、21時に半額等、というルールがあります。
ですが、当然残った量によっては、早めに大幅な値引きが必要になったりします。
このあたりさじ加減はさすがにマニュアル化出来ないので、値引きを担当するアルバイトの力量に左右されることになります。
作業場の清掃・片付け
正直、これが一番きついです。
この清掃・片付け作業は遅番の仕事になるのですが、汚くてつらい・きついというわけではないですが、正直一番きついです。
どの辺がきついかというと・・・
2.油の処理でギトギトになる
3.油汚れが落ちにくい
この3点が惣菜アルバイトの清掃・片付けのもっともつらい仕事となります。
特にデッキブラシでの床清掃は腰にきます。
他の生鮮部門でもデッキブラシで床清掃はあるのですが、惣菜の作業の床の汚れはほとんどが油です。
この油汚れのガンコなことと言ったら・・・。
逆に言うと、若い方であればそれほど苦ではない内容なので、ぜひチャレンジしてみることをおすすめします。
惣菜アルバイトの疑問・質問にお答えします
以下では、惣菜アルバイトに対する疑問や質問にお答えしていこうと思います。
惣菜アルバイトに対する思い込みや偏見みたいなものが払拭されることになること間違いなしです。
惣菜アルバイトは大変ですか?
だって仕事ですからね。
楽とは言いませんが、言えるのは思ってるよりも楽だということです。
スーパーの生鮮部門のアルバイトって、なんだか厳しい・大変みたいな印象がありそうですが、実はそうではありません。
↑でも紹介しましたが、基本的にはマニュアルがありますし、体力的にしんどいのは遅番の清掃業務のみです。
ですが、恐らく世間一般で抱かれているようなイメージよりは楽、だということは言えると思います。
惣菜アルバイトの時給は?
うちの店でもっとも高い時給設定は、レジです。
なぜかというと、単純に応募率が低いから。
正直に言うと、他の部署よりも覚える事も少ないですし、そういう意味では楽なんだけど、イメージがあまりよくない分募集は少ないんです。
そのため、嫌でも時給は上げざるをえません。
惣菜アルバイトは経験者優遇?未経験者は?
惣菜に限らず、生鮮部門はある意味技術職だったりもしますので、優遇されがちです。
とはいえ、経験者ばかりが応募してくるわけはないので、マニュアルも充実しています。
このマニュアルあるので、惣菜アルバイト未経験者の方も安心して仕事をすることができるんです。
惣菜アルバイトは接客が必要?
ですが、ずっと作業場内での仕事ではありません。
出来上がった惣菜を売り場に並べたり、値引き処理に売り場に出たりします。
ですので、必然的にお客様と接する機会が生まれます。
ただ、主に聞かれるのは商品の場所だったりするだけなので、それほど心配する必要はありません。
ちなみに、惣菜アルバイトが最も接客を必要とするのが、値引き作業中です。
スーパーでもよっく見かけると思いますが、夕方以降になると売れ残った商品の値引き作業が始まります。
常連のお客様は、この値引きの時間を狙って来店されることも少なくありません。
この時ばかりは、さすがにお客様に接客が必要となることがあります。
惣菜アルバイトのメリットは?
2つです。
早番で調理に携われば、マニュアル通りの業務とは言え、少なからず調理の腕が磨かれるのは想像に難くないと思います。
これはプライベートとしても、将来に渡ってプラスとなりますので、惣菜アルバイトで働くメリットと言っていいでしょう。
と、思われるかもしれませんが、うちの店では一切の食材を従業員に提供することを禁じています。
本来廃棄すべき商品を、もったいないからという理由でアルバイトが持ち帰ったりという事もあるかと思います。
ある意味福利厚生的な考えもあるかもしれません。
学生バイトからすると、これで1食浮くと思うとモチベーションも上がりますよね。
ですが、うちの店では御法度です。
なぜなら、
ネガティブに聞こえるかもしれませんが、うちの店でも遅番の清掃スタッフが廃棄する商品をこっそり食べていたとして解雇された者がいます。
それらを踏まえた上でも、調理スキルがつくというのは、惣菜アルバイトをする上でのメリットと言えるかと思います。
惣菜アルバイトのデメリットは?
これに尽きます。
生鮮部門のアルバイトは避けて通れないのが検便です。
年に最低1回は実施されます。
慣れればどうという事はありませんが、最初は抵抗があるかもしれません。
そういう意味では、慣れるまでは惣菜アルバイトで働くデメリットと言えなくもないです。
次に制服です。
これも衛生管理上仕方ないのですが、頭髪が落ちないようにキャップしっかりかぶらないといけません。
また、アクセサリー関係もほぼ身に付けられません。
若い人からすると、ダサい・・・と感じるかもしれません。
異物混入なんかを避けるためと思えば仕方のないことです。
傍目に見ると確かにダサく見えるかもしれませんが、実際仕事で着用するとなるとそうでもありません。
だって、作業場の人間はみんな同じ格好をしてますからね。
逆に自分だけ違う格好をしていると、それはそれで違和感しか感じないことでしょう。
ということで、感じ方もあるかもしれませんが、惣菜アルバイトのデメリットはこれら2点になるかと思われます。
【結論】惣菜アルバイトはおすすめです
いかがでしたでしょうか?
あなたが抱いていた、惣菜アルバイトのイメージが変わったんじゃないでしょうか。
生鮮部門のアルバイトは、ちょっときつい・つらいというようなイメージがあるかもしれませんが、意外とそうでもないことがご理解いただけたかと思います。
惣菜アルバイトの仕事内容をまとめると
2.値引き作業
3.作業場の清掃・片付け
これらがメインとなります。
おまけに時給もそこそこだと思えば、惣菜アルバイトも候補に上がってきませんか?
※その他スーパーのバイトについては↓でまとめています。