どうも、山田店長(@yamada_tencho)です。
バイトの面接を何度も落ちるんだけど、なんでなんだろう?
誰か理由を教えて~~~~!
私の店には従業員(アルバイト・社員含む)が300名程いるのですが、そのアルバイトのほとんどの面接を自分が行いました。
過去の面接人数を入れると1000人を超えると思います。
今でも随時バイトの面接をするのですが、これだけ面接をしていると見た瞬間に
「あっ、こりゃだめだ」
と思う事も正直あります。
当然第一印象は良くても、実際に話してみてやっぱりダメだって人もいます。
ここでは、実際に多くのアルバイト面接をしてきた私の経験を元に
・実際にいた最悪な応募者の話
・どうすればアルバイトの面接に合格するのか
これらについて、詳しく具体的に解説していきます。
バイトの面接に落ちる理由
正直バイトの面接に合格するかどうかは、第一印象で半分決まったようなものです。
イメージで言うと、第一印象で半分落します。
次に話を聞いて半分落す。
私の場合はそんな感じです。
では、第一印象でどこを見るのか?
話の中でどこを注目するのか?
詳しく解説します。
身だしなみが出来ていない
うちは小売業なので、まずはみだしなみを見ます。
頭からつま先まで見ます。
特に頭髪についてはその人の人間性が出ると思っているので、自分はしっかり見ています。
普通は面接なので、ある一定頭髪は整えてくるはずです。
ですが、全く整髪がされておらず、こいつ寝起きじゃないのか?というような人が本当に面接に来るんです。
って、正直に思っちゃいます。
ですので、みだしなみの出来ていない人はそれだけで、バイト面接不合格確定です。
目を合わせない
話の中で目を合わせられない人は、問答無用で不合格です。
これはお金をもらって働く職場では、最低限のルールです。
お客様と目を合わせるのが苦手なら、バックヤードの仕事もありますが、従業員と目を見て話せない人は問題外です。
うちでは、話の途中でも、目を見て話せない人はそのままお帰り頂いています。
バイトの志望動機や理由が明確でない
だいたいどこの面接でも聞かれると思うのですが、バイトの志望動機がはっきりしない人がいます。
なんで答えられないんでしょうか?
うそでも、
「将来○○の仕事をしようと思っていて、ここだったらその勉強が出来ると思ったから」
「自分の働きたい条件とこちらの条件が合っていたから」
とか。
なんかあるでしょ??
むしろなかったとしても、なんか言うでしょ?
こういう人はやる気がないとみなして、不合格です。
そもそもなんで面接に来たの??っていう人が、思ってる以上にいるんです。
うそみたいですが、本当です。
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バイトを転々としている
うちは今は面接での履歴書は不要ですが、面接前にエントリーシートだけ書いてもらってます。
そこに簡単なバイト歴を書いてもらうのですが、ここでいろんなバイトを転々としている人は基本的に敬遠しています。
なぜなら、うちで働いても長続きしないのではないか?と、思うからです。
ですので、もし、バイト経験が10社あったとしても、3つくらいに絞って書いておく事をおすすめします。
その方が面接する側としても質問しやすいですからね。
正直に多くのバイト歴を披露してくれる人がいるのですが、これは逆効果になりがちなので、注意した方がいいですよ。
以前のバイトを辞めた理由が人間関係
以前にバイト経験のある人には、必ずバイトを辞めた理由を聞いています。
その返事の中で、
「同僚で気の合わない人がいたので」
等の理由で以前バイトを辞めた人は、うちのアルバイトとして採用しません。
人間関係の問題はどんなお店・企業であったとしても、大なり小なり必ずあります。
なので、イチイチ人間関係が理由で仕事を辞められていては、キリがありません。
そんな人はうちでも人間関係が理由で辞める事になるでしょうから、アルバイトとして採用する事はありません。
質問はないですか→ないです
いろいろ条件面の話等をして、面接の最後で私は必ずこれを聞きます。
と聞いて
「ないです」
という人は、だいたい人の話を聞いていないので、面接落します。
それまでに、応募者側からすでに多くの質問が出ていれば問題ないのですが、あまり質問もせずに、最後に再度こちらから聞きなおしているのに何の質問もない。
そういう人は、ほぼ人の話を聞いていませんし、何も考えていないと思っています。
バイトをしたい、という意志がないものだと判断しますので、こういう人は不合格です。
高校生がバイトの面接に落ちる理由は3つ
高校生が面接に落ちて困ってるという声をよく聞きます。
以下では、高校生がバイトの面接で落ちる理由を店長目線で3つお伝えします。
意外と思われるかもしれませんが、実は以下のような裏事情があったりもします。
募集はしてるが採用はしていない
ありえないと思うかもしれませんが、実際に聞いた事があります。
ある店長は、高校生のバイト募集は出しているのですが、面接をしても採用していませんでした。
理由は、
からです。
たしかに、店舗を運営する上で、ある期間限定で従業員が薄くなるというのは営業にも関わることです。
なので、積極的に高校生を採用していなかったようです。
同じ小売業の店長としては、分からなくもないですが・・・。
募集を出して面接までするのなら、高校生を積極採用してほしいものですね。
勤務条件が合わない
小売業では、土日祝等の世の中が休みの時に勤務できるかどうかが重要です。
しかし、高校生によくあるのが、
というのが多いんです。
また、↑でもありましたが、テスト前にはまとまって休んだり、盆・正月は親戚とどっか行ったりするし・・・。
言い方は悪いですが、高校生にはこういった条件の人が本当に多いんです。
というのが面接をする店長の偽らざる本心です。
高校生なのに元気がない
あと、個人的に高校生でも面接不合格にするのが、
です。
その若さを全面に出して、店のイメージを明るいものにしたいし、店に活気を作りたかったりするんです。
それなのに、根暗でオタクっぽいイメージの高校生だったりすると、ちょっと採用は見送ろうかなぁ、とは思います。
高校生がバイトの面接に合格する方法
では、上記を踏まえた上で、ここからは高校生がバイトの面接に合格する方法を解説します。
ポイントは、
という事です。
そもそも高校生が働いているか
まず必ずリサーチしておいた方がいいのが、
ということです。
募集をしていて面接をしてくれても、↑で言ったように実際は採用をしていなかったりもします。
そうならないために、以下3点を事前確認しましょう。
バックヤードチェック
飲食店であれば厨房を少し覗いてみましょう。
ホールに出ていなくても、学生は調理補助や洗い場を任されていたりします。
小売りであれば、ちょっとバックヤードを見てみましょう。
売り場やレジにいる場合も当然ありますが、バックヤードも確認してみて、実際に高校生が働いているか確認しましょう。
駐輪場チェック
店内でなかなか見つけられなかった場合は、従業員用の駐輪場をチェックしましょう。
そこまでするか?と思われるかもしれませんが、
夕方6時以降くらいに従業員用駐輪場を確認して、自転車の泥除け部分なんかに高校の通学用シールが貼ってないか確認してみましょう。
学校で友達に聞く
一番手っ取り早いのが、同級生や学校の友達に聞いてみることです。
そこで実際に高校生が勤務しているとはっきりすれば、ぜひ前向きにバイトの応募をしてみましょう。
とはいえ、
学校生活や部活の延長のような気持ちになりがちなので、仕事としてはそれは避けたいところです。
もちろん、あなたが仕事と割り切ってしっかり働けるのでしたらその限りではありません。
嘘でも土日出勤可を伝える
高校生がバイト面接を落とされる理由のひとつが、
という理由です。
これを回避するためにどうするかというと、勤務条件を聞かれたら以下のように話しを持っていくことです。
・盆正月等の大型連休は家族の予定もありますが、出来るだけバイトを優先するように心がけます。
・テスト前は出来るだけ計画的に勉強するので、それほど多くの休みを必要としないと思います。
ポイントは、
です。
ここで言い切ってしまうと、シフト作成時に大丈夫って言ったじゃないか、という事になりかねません。
それを避けるためにも、店舗事情を考えてシフトに貢献するし、学業もあるけどバイトも頑張ります。
このスタンスを全面に押し出しましょう。
言い方は悪いですが、採用されてしまえば後はどうとでもなります。
当然、採用されたらいきなり土日全部休んで大型連休も全休、みたいなことは辞めましょう。
あくまでも、バイトにも採用されたいけど休みもそれなりに取りたい場合の言い回しですからね。
お店の売上に貢献し、自身の社会勉強のために努力をする、ということです。
高校生でも以上を踏まえて面接に臨めば、合格する確率はグンと上がること間違いなしです。
実際にいた最悪な応募者の例
ちょっと余談ですが、ここで過去に実際にいた最悪なバイト面接応募者の例を紹介します。
当時まだうちの店でも履歴書を持参してもらっていた時の事です。
履歴書にプリクラ
と思うでしょうが、本当にいました。
うそみたいな本当の話ですが、自分の写真を添付する所にプリクラを貼ってるんです。
確かに、プリクラを貼ってはいけない、というルールはありませんし、写真なんて顔が分かればいいだけなのでプリクラでも問題ないと言えばないのですが・・・。
でもねぇ。
さすがにプリクラはないでしょ?
ちなみに、若い子だったのですが、
「面接で履歴書を持っていくときは、プリクラは貼らない方がいいよ」
と、諭しておきました。
履歴書を使い回していた
これもウソみたいな本当の話なのですが、その人は40代くらいの男性で正直みだしなみには若干問題のある人でした。
第一印象から、これはきついなぁ、と思っていたら、渡された履歴書がものすごくクシャクシャだったんです。
で、履歴書の日付が過去の日付になっているんです。
どうしようか迷った結果、聞いてみたんです。
「これ日付が古いし、履歴書ももうちょっとキレイな物を持参されてはいかがですか?」と。
すると
「あー履歴書は前に面接に落ちて返されたやつなんです。」
との事。
もうこういう人は問題外です。
こんな履歴書を持ってバイトの面接に来るだなんて、どういう神経してるんでしょうかね?
当然、常識のない人だったので、この方は無事不採用となりました。
バイトの面接に合格しやすい人の特徴
ここまで、バイトの面接に落ちる人の具体例を見てきましたが、では面接で合格する人ってどんな人なんでしょうか?
現役店長としてお教え出来る、その特徴を紹介します。
シフトの調整が効く
一番はやはりこれでしょうか。
やっぱりシフトの貢献度の高い人は採用しやすい傾向にあります。
人の薄い時間・曜日に率先して働ける人は、店としても助かるので是非採用させてください、となります。
あと、うちは小売業なので、盆・正月・GW等の大型連休での勤務が可能かどうか。
この大型連休が勤務可の人は、ほぼ採用しています。
当然↑で説明したような人以外、ですけどね。
笑顔が素敵
これが一番ポイントが高いです。
笑顔が素敵な人は、周りの人にやる気と活気を与えてくれます。
数字には表せられない部分ではありますが、どこのお店にもひとりやふたり必ずいませんか?
やたらと笑顔が素敵で、お店のムードメーカーになれる人。
で、そういう人は必ず仕事が出来ます。
分からない事を分からないと聞けるからです。
そんな笑顔の人に聞かれたら、教える方も教え甲斐がありますからね。
私はそういった理由で、バイト面接の時に笑顔の素晴らしい人は積極的に採用しています。
志望動機が明確
これも大事です。
志望動機が明確な人は、ものすごくまじめに仕事をします。
単純にお金を稼ぎたい、というのでもいいんです。
うちの店で働く事が将来の○○のためになるので・・・とかね。
とにかく目標がある人は、入社後の離職率はやっぱり低いです。
ある程度の覚悟を持って面接に来ているので、こういった人も面接には合格しやすいです。
その業界の経験者
あと、これは重要というよりも有利、というだけです。
同程度の人間性の人がふたりいて、片方が業界の経験者でもうひとりが未経験者だった場合、やはり経験者が選ばれがちです。
業界未経験でまっさらな方が変なクセがなくていい、とか言いますが、あんなのキレイ事です。
実際は即戦力として働ける人の方がいいに決まっています。
そう言っておかないと未経験者が面接に来てくれなくなってしまうので、そう言ってるだけです。
現場がいつも求めるのは即戦力です。
ただし、例外はあります。
それは、新店オープンの時です。
この時ばかりはアルバイトの教育プログラムも整っていますので、まっさらな未経験者がいいですね。
変に経験者だと、マニュアルと違う事を他のアルバイトに教えたりしがちですので。
それ以外の場合は圧倒的に経験者を優遇しているというのが現実です。
参考記事
⇒バイト募集の応相談、未経験者・初心者歓迎は本当なのか?現役店長がお答えします!
まとめ
長くなりましたが、
・バイトの面接に合格しやすい人の特徴
これらについて、出来るだけ詳しく解説させていただきました。
バイトの面接に落ちるのは、別に条件面だけが原因なのではなく、意外とあなたが意識していなかった所なのかもしれません。
みだしなみ・目を見て話す、こんなのはいわゆる常識です。
この常識が出来ていない人はだいたい落ちます。
一度落ちてしまったら仕方ないので、気持ちを切り替えてこれらを克服してください。
そして、笑顔の練習をして志望動機が明確に話せるようになれば、間違いなく次の面接は合格するはずです。
たかがバイト、されどバイトです。
今一度自分が面接で落とされた理由を客観的に判断してみて、何が足らなかったのかを分析すれば、自ずとどうすればいいかが分かってくるものですよ。
現役店長として私が言えるのは以上となります。
では、次の面接に向けて頑張ってください!
参考記事
⇒アルバイト面接の自己紹介と志望動機のコツを現役店長が伝授~高校生編
⇒アルバイト面接の自己紹介と志望動機のコツを現役店長が伝授~大学生編