どうも、山田店長(@yamada_tencho)です。

・諸事情により今のアルバイトを退職しないといけないんだけど、店長への退職理由の伝え方はどうしらいいんだろう?
・円満退職するにはどうすれば・・・
今のバイトがつらい、自分に合わない等、色々な理由があってバイトを辞めたいと思う人は多いかと思います。
ですが、なかなか言い出せなくて辞めたくても辞められなかったりしていませんか?
そう思ってる方のために、10年以上小売業の店長をしており、現在も月商5億の店舗に勤める私が分かりやすく解説させていただきます。
店長への退職理由の伝え方に悩んでいるようでしたら、具体的な退職理由例も合わせて紹介しますので、今のあなたの置かれた状況と照らし合わせてお読みいただければ参考になるかと思いますよ。
実際にあったアルバイトの退職理由例

実際にあったアルバイトの退職理由例
ひと口に退職といっても、これまで様々な理由で退職したアルバイトがいました。
そんなアルバイトの実際にあった具体的な退職理由を紹介します。
ひょっとしたら、あなたの退職理由もこの中のどれかではありませんか?
就職のため退職
学生バイトに一番多いのが、この就職による退職です。
大学生の場合だと、年内に就職活動を終わらせて、2月いっぱいで退職する学生が多いです。
えっ?就職は4月からなのに、なぜ2月で退職するのかって?
それは、3月は遊ぶために休むんです。
友人と卒業旅行に行ったり、自分の趣味のための時間に使ったりするみたいですね。
また高校生の場合だと、結構3月ギリギリまで働いてくれますし、場合によっては大学入学後もそのままバイトを継続する事も多い印象です。
しかも、高校生から大学生になると時給が上がったりするので、そういった雇用条件のお店なのであれば、無理にバイトを辞めずにそのまま勤務を続けるのもありだと思います。
少し春休みをとって4月から学業を開始し、今後の講義の時間割が決まってからバイトのシフトに入るとスムーズですよ。
結婚のため退職
いわゆる寿退社というやつです。
女性アルバイトが結婚された場合、まだ妊娠されてないようであれば、そのままバイトを続けられる人も多いです。
もちろん、家事に専念するためにバイトを早期に辞める方もいます。
逆に妊娠されていても、8ヶ月まではがんばって働きます!という方もいらっしゃいました。
これは体調と相談して・・・となるかと思いますが、自分に合ったバイトでやりがいを持って仕事をしている人は、出産ギリギリまで働きたいという意志を示してくれたりもします。
もしあなたが、妊娠を理由にアルバイトを退職しようと思っているのであればひとつ提案です。
場合によっては、休職届けの提出が必要かもしれませんが、そうする事で産後の職場復帰もスムーズになるはずですよ。
違う分野で働きたいから退職
うちは小売業なので、そもそも入社する際にアルバイトの業務内容は伝えています。
それなのに、思っていたのと違う・・・というような理由で退職される方もいます。
そんなの最初に言ってよね、と思った事も何度かあります。
また一方で、学生に多いのが、最初はお金のためにアルバイトとして働いてはいたものの、将来的に就きたい職業のためにアルバイトを辞める人もいます。
それ自体は自分の将来のための素晴らしい選択だと思うので、私個人的にはいつも背中を押してあげています。
未来のための退職であれば、私はいつでも送り出しています。
家庭の事情により退職
アルバイトの退職理由としてもっとも多岐に渡るのが、この「家庭の事情」というやつです。
・親の介護
・旦那の異動 etc…
ひとくちに家庭の事情といっても理由は様々。
もはや一身上の都合というのと同じ意味合いすら持ちます。
店長としては、一身上の都合であればもっと具体的な理由を聞こうかなぁとは思うのですが、家庭の事情と言われるとなかなかツッコんで聞きにくい、というのは正直思います。
だからといって、この「家庭の事情」を使い勝手の良いアルバイトの退職理由として使わないでくださいね。
病気が原因で退職
これを言われるともう店長としては引きとめようがないというのが、病気による退職希望です。
実際一番きつかったのが、
というものでした。
しかも、長く店長をしていますが、これを理由で退職されるアルバイトさんが数人いました。
そして、その後に自分としては、復帰の可能性があれば籍を残して休職届けだしますか?と聞くところなのですが、さすがにこの場合はアルバイト本人の意志に基づいて退職手続きを行います。
ちなみに、それ以外の一時的な病気であれば、復帰後すぐ戻ってこれるよう言葉をかけてあげるようにしています。
人間関係が理由で退職
アルバイトの退職理由として、ひょっとすると最も多い退職理由かもしれません。
ただ、人間関係が理由で退職する人は、次のバイト先でも長続きしないと思っています。
人間関係のいざこざなんて、どんな大企業でも個人商店でもつきものですからね。
ちなみに、私は面接の際に
と、必ず聞いています。
その理由が人間関係の場合は、私はそのアルバイト希望者を採用しません。
だって、そんな人はうちの店でも同じ理由で退職する可能性がありますからね。
思っていたのと違うから退職
これがもっとも曖昧でアルバイト本人の意志が見えないパターンの退職理由です。
これを言う人は、一体何が思っていたのと違うのか。
それを明確にしません。
こういった退職理由には、だいたい2パターンあります。
一つ目は、店長には言えない退職理由があるからです。
これには様々な理由があります。
例えば、
2.もっと時給の良いバイトが見つかったのでそちらに行きたい。
3.自分が好意を抱いていた従業員が辞めてしまったから。
たしかに、これらの事はなかなか正直に店長には言えないですよね。
自分もこれらの理由を、そのアルバイトが辞めてから風のうわさで聞く、みたいな事が幾度かありました。
退職時に店長へ伝えてほしい事

退職時に店長へ伝えてほしい事
様々なアルバイトの退職理由を紹介させていただきましたが、もしあなたが今のバイト先を退職しようと思っているのであれば、必ず店長に伝えてほしいことがあります。
これは、あなたを無理に引き止めるためではなく、今後の店舗運営のために店長として聞きたい内容です。
ひょっとしたら言いにくいこともあるかとは思いますが、残された従業員のため、少なからずお世話になったお店のために、是非忌憚のない意見を聞かせてもらえればと思います。
本当の退職理由
とにかく店長として知りたいのは、なぜうちの店を辞めようと思ったのか、という本当の理由です。
円満退職は難しいかもしれませんが、ネガティブな事も含めて本当の退職理由を教えてください。
・人間関係
・仕事の向き不向き
・給料が安い
・残業が多い
・休みが取れない
・福利厚生が充実していない
色々あるかとは思うのですが、店長にだけはその本心をぜひ伝えていただけると助かります。
もしも○○だったら退職しなかったのにと思う事を伝える
では、なぜ店長にだけは本心を教えて欲しいのかというと、それは今後の店舗運営に生かして行きたいからです。
あなたが退職するという意志は変わらないと思います。
ですが、あなたがそう思うようになった退職理由の経緯を知り、それを未然に解決することが出来れば、今後同じ退職理由で去って行く人をなくす事が出来ます。
ですので、店長にはあたりさわりのない退職理由を伝えるのではなく、ぜひ本心であなたが退職する理由を伝えてもらえると、少なからず今後の店舗運営としてはプラスとなります。
せめてもの恩返しと思って、ぜひ店長には本当の退職理由を伝えてください。
退職理由はいつまでに伝えればいい?

退職理由はいつまでに伝えればいい?
最後に、今現在退職を考えているのであれば、
法的には、2週間前で良いそうですが、店舗のシフトや人の配置転換等も必要になるかもしれませんので、退職については出来るだけ早く伝えてもらう方が助かります。
「立つ鳥跡を濁さず」ではないですが、社会人としてのモラルみたいなところもありますからね。
お世話になったお店だと思います。
円満に退職するためにも、お店に出来るだけ迷惑のかからない形がいいですよね。
ですので、退職理由は出来るだけ早め、もしくは1ヵ月前には店長に伝えるようにしましょう。
まとめ
アルバイトは終身雇用ではありません。
どこかのタイミングで退職しないといけない日が来る事は間違いありません。
ですが、その退職理由をどのタイミングでどうやって店長に伝えるのか、というのはなかなか難しいかもしれません。
ポイントとしては、
・退職の意志は最低でも1ヵ月前には店長に伝える
今後退職を考えているようでしたら、この2点だけはぜひ頭の片隅にお願いしたいです。
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