どうも、山田店長(@yamada_tencho)です。

アルバイトの面接で、入社して最初の1ヵ月は研修期間って言われたんだけど、どういう意味?
そんなちょっと分かりにくい悩みを、現役店長の私が詳しく解説します。
※うちの会社では、過去にはアルバイトの研修期間を設けていましたが、今は廃止しています。
このアルバイトの研修期間というのは、会社によっても規定が違うと思いますが、うちの店の場合は以下です。
・研修期間中は時給▲50円
・研修期間中は名札に「研修中」マークを付ける
小売業のうちの場合は、研修期間は上記のように定義しています。
が、実は裏の意味があります。
以下ではその研修期間の裏の意味を詳しく解説します。
アルバイトの研修期間なんて本当はありません

アルバイトの研修期間なんて本当はありません
こういってしまったら元も子もないのですが、実はアルバイトに研修期間などと言う制度は本来ありません。
なので、例えば時給1000円のバイト募集に合格したとして、その後の入社説明で最初の1ヵ月は950円でよろしく。
なんて事を言われたら、労働基準監督署に駆け込みましょう。
事前の募集要項に研修時給▲50円とか書いてればまだいいのですが、そうじゃなかったら相当問題です。
とはいえ、労働基準監督にチクったところで、見返りはほぼないので何の得にもならないですけどね。
じゃあなぜ研修期間を設けるのか?
研修期間は店側の保険です
ではなぜ研修期間を設けるかというと、雇用者と被雇用者のアンマッチを防ぐためです。
と言うと聞こえはいいのですが、店側の保険です。
うちの店の場合は、研修期間の取り決めとして、
②研修期間で業務内容が合わないようであれば、解雇・退職できる
上記2点を伝えています。
①については雇用契約書に明記しています。
②については、法的にも問題があるので口頭のみで伝えています。
通常、1度雇用してしまうと、雇用する側は簡単にクビにすることも出来ません。
また、アルバイトとして雇用された側もちょっとこのバイト合わないかも・・・と思っても辞めにくかったりします。
そんな時のための保険として、1ヵ月を研修期間としています。
ただ実際に、この1ヵ月でクビにした人はいません。
と、ここまでは表の理由です。
実はバックレ防止

実はバックレ防止
裏の理由は、
これ本当に困るんです。
ちょっと自分に合わなかったり、実際やってみてしんどかったりすると、突然連絡が取れなくなったりします。
正直そんなアルバイトには、びた一文給料を支払いたくないんです。
面接して、雇用契約書も交わして、シフトの調整もして、他のアルバイトに新人さん入社するからよろしくねー、なんてするわけですよ。
仕事が始まる前から多くの時間と経費をかけているんです。
ただ、これが現実です。
なので、これについての保険として、時給▲50円などとして保険をかけるんです。
大きな声では言えませんが、アルバイトの研修期間を設ける裏の理由は、
まとめ
研修期間などという体の良い言い方をしていますが、本当の意味は「バックレ防止」です。
たしかに、入社してすぐは仕事に慣れなかったり、思っていたのと違っていたりもあると思います。
普通はそんなことではバックレたりしないのですが、一部そういった輩がいるのでそのための対策だと思ってください。
本来であれば、ちゃんと入社初日から正規の時給を払って、お互いに気持ちよく仕事したいんですけどね。
という事で、アルバイトの研修期間について、ちょっと掘り下げて裏の意味を解説しました。
今はだいぶと減っては来ましたが、いまだに研修期間を設けている会社も少なくありません。
一概に研修期間が良いとか悪いとかは言えませんが、あなたのバイト探しの参考になっていれば幸いです。



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