【現役店長が徹底解説】商品管理アルバイトの仕事内容ややりがいとは?

【現役店長が徹底解説】商品管理アルバイトの仕事内容を具体的に解説!
【現役店長が徹底解説】商品管理アルバイトの仕事内容を具体的に解説!



どうも、山田店長(@yamada_tencho)です。

 

よくアルバイトで商品管理の募集を見るんだけど、具体的な仕事内容はどんな事をするんだろ?

 

そんな疑問を持った方のために、私自身大手小売業の店長をしていますので、小売業における具体的な商品管理業務の内容を解説します。

 

物流倉庫のような大型倉庫内での在庫管理ではありませんので、そういった商品管理をイメージされてる方は他を検索いただければと思います。

 

以下では、あくまでも小売業における個店での商品管理の仕事の紹介となります。

 

この記事での内容は↓の通りです。

 

・小売業の商品管理とは?
・未経験でも大丈夫?
・商品管理の仕事のやりがいは?

 

これらについて、現役店長として分かりやすく解説します。

 

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小売業の商品管理とは?

小売業の商品管理とは?

小売業の商品管理とは?

 

ここでは、小売量販店の荷受けから伝票チェック、納品までの流れを「商品管理」と呼びます。

 

在庫管理とは違います

よく在庫管理と商品管理を混同もしくは同義とされる方がいますが、ここでは↑のように、一般的な小売量販店の場合を想定しています。

 

ちなみに、在庫管理の仕事イメージは、

 

大きな倉庫で在庫管理表と実在庫があってるかどうかをチェックする役目

 

かと思います。

 

実際はもっとデジタル要素は大きいですが、イメージとしては間違ってないかと。

 

商品管理はお金の入り口

では、商品管理の仕事が具体的に何をするかと言うと、

 

商品が店に納品された際に、伝票と数が一致しているかを確認

 

します。

 

この時数量が合っていなければ関連部署と連携し対応します。

 

ここで納品数量が伝票と合ってはじめて、商品として納品されます。

 

つまり、この商品管理のチェックを通らないと、そもそも商品を売ることさえも叶わなくなります。

 

そう思えば、商品管理とは、

 

お店のお金の入り口

 

と言えなくもありません。

 

商品管理とは、それだけ大事なポジションという事です。

 

ちなみに、レジは商品の出口として重要なポジションです。

 

店の商品は、商品管理から入ってきて、レジでお金に還元されます。

 

どちらかだけが優れていても売上を作る事はできません。

 

商品管理とレジの活躍があって初めて売上に繋がるのです。

 

商品管理の仕事は未経験でも大丈夫?

商品管理の仕事は未経験でも大丈夫?

商品管理の仕事は未経験でも大丈夫?

結論、大丈夫です。

 

取り扱う商品数は多いですが、やる事は一定のルールに従えば良いだけなのでそれほど難しくありません。

 

とはいえ、色々不安もあるかと思うので、下で回答しておきます。

 

小売業初めてでも問題ない?

問題ないです。

 

むしろ、変な先入観を持たれていないと思えば、小売業未経験の人の方がいいかもです。

 

パソコンスキルは必要?

なくても良いですが、あった方がいいです。

 

と言っても特に難しいスキルは要しません。

 

学校で習う程度で大丈夫です。

 

商品管理の仕事は、基本的なパソコン操作のみで完結します。

 

入社してから覚えるとしても、なんら問題はありません。

 

数字や計算は苦手なんだけど・・・

私も数字や計算は苦手です。

 

ただ、商品管理の仕事において、数字や計算は切っても切れません。

 

じゃあどうすればいいのか?

 

安心して下さい、

 

専用のソフトや環境があります。

 

どこの小売業でも同じかと思いますが、商品管理を円滑に行うためのツールやソフトが必ずあります。

 

そのソフトに数字を打ち込むことで、在庫の管理をしていくのが日々のルーティンとなります。

 

ですので、数字に対して苦手意識がある人でも、大丈夫ですよ。

 

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商品管理の仕事のやりがいは?

商品管理の仕事のやりがいは?

商品管理の仕事のやりがいは?

 

さて、ここまで商品管理の仕事内容等を紹介してきましたが、そのやりがいはどこにあると思いますか?

 

ただ、商品の数を数えるだけの何が楽しいの?

 

そう思われるかもですが、以下で商品管理のバイトのやりがいを解説します。

 

テトリス的要素

一番のやりがいは、恐らくこれです。

 

テトリス?と思われるかもですが、あながち例えとしては合ってるかと。

 

テトリスの魅力って、縦長4個のブロックを落として一気に4段消した時の爽快感だと思うんです。

 

商品管理の仕事のやりがいって、それと同じなんです。

 

毎日商品の入庫数のチェックをして、間違いがないかをチェックする。

 

そして、年に数回行われる棚卸しでの誤差(ロス)に一喜一憂します。

 

棚卸しは、実際に仕入れた数量と売れた数量に対して在庫が合ってるかのチェックをする事なのですが、ここで数量が合ってれば非常にうれしく感じます。

 

諸事情もあるので当然ロスは発生するのですが、そのロスの割合が前回棚卸し時よりも下がっていれば、やっぱりうれしいものです。

 

この棚卸しでの答え合わせのために、日々の業務を行っているといっても過言ではありません。

 

自分との戦い

商品管理の仕事というのは、チームワークというよりも自分との戦いが強かったりもします。

 

他のスタッフとのある一定の連携は必要ですが、商品の数をカウントするのは自分の目だけが頼りですからね。

 

それに、他部署と違ってすぐに売上に繋がったり、お客様に感謝の言葉をもらったりするわけではありません。

 

ただ日々コツコツ積み木を重ねるような業務に没頭しなければいけません。

 

そして、定期的な棚卸しで答え合わせをします。

 

自分にどれだけストイックになれるか?

 

例えるなら、ダイエットや筋トレをする時のようなメンタルが必要となります。

 

こういった自分との戦いが、時として自分のやりがいともなり、向上心に繋がる一因になるはずです。

 

商品管理の仕事はこんな人におすすめ

商品管理の仕事はこんな人におすすめ

商品管理の仕事はこんな人におすすめ

 

では、商品管理の仕事はどんな人におすすめなのか?

 

これは恐らく以下の2点に絞られます。

 

大人数よりも少人数チームが好き

個人の性格にもよりますが、

 

大人数で仕事するよりも少人数もしくはひとりで仕事する方が向いてる

 

そう思う人には商品管理の仕事はおすすめします。

 

基本的には入荷した商品の数量チェックをするのが仕事なので、チームワークはそれほど必要としません。

 

当然、シフトの調整や業務上の最低限の連携は必要でしょうが、それ以外の通常業務中は取り立てて誰かと綿密に打ち合わせをして・・・みたいな事はありません

 

なので、面倒な気遣いなんかも必要ありません。

 

そういった環境の方が働きやすいと思う人にとっては、この商品管理の仕事というのは適任です。

 

接客が苦手or嫌い

小売業って、結局どこの部署でも接客が必要になります。

 

ですが、

 

商品管理の仕事においては、基本的に接客はありません。

 

ただし、取引先とのコミュニケーションは必要です。

 

商品の数量が合わない時は、取引先に電話で確認したり、納品してきたトラックのドライバーさんとも最低限のやりとりは必要になります。

 

なので、100%接客がないかというとそうではありません。

 

ただ、通常の接客のように、理不尽な客にキレられたり、イヤイヤ頭を下げたりする必要もありません。

 

誰かにこびたりする必要がないので、そういった面では気持ち的に楽に働けるのが商品管理業務の良い所だと言えます。

 

商品管理の仕事は将来役に立つか?

商品管理の仕事は将来役に立つか?

商品管理の仕事は将来役に立つか?

 

アルバイトで商品管理の仕事をしたとして、一体将来どんな役に立つの?

 

と、思われるかもしれませんが、実は、

 

将来国家資格を取るためには経験しておいて損はありません。

 

倉庫や物流センター等の管理の資格に、「倉庫管理主任者」という国家資格があります。

 

これは、倉庫における火災の防止その他の倉庫の管理に関する業務に携わる人材の資格の事です。

 

倉庫業者に対してはこの倉庫管理主任者を選任するという事が義務付けられています。

 

何気に国家資格という所がポイントです。

 

他の国家資格としては、「運行管理者(貨物)」というのもあります。

 

さらに民間の資格も以下の通りです。

 

・ロジスティクス経営士
・物流技術管理士
・グリーンロジスティクス管理士
・包装管理士
・物流経営士

 

他にもあるのですが、商品管理の仕事は、将来的にはこれらの資格を取得するための勉強にもなります。

 

世間的にはあまりメジャーではないかもですが、倉庫・物流関連の仕事に将来就きたいなぁともし思っているようでしたら、有効な「武器」になるのでぜひ積極的に取得したい資格です。

 

まとめ

以上、商品管理の仕事についてまとめてみました。

 

・入荷した商品の数量を伝票と照合するのが商品管理の仕事
・未経験or数字が苦手でも大丈夫な仕事
・ひとりでコツコツ仕事するのが好きな人におすすめ
・将来的には国家資格取得にも繋がる

 

商品管理の仕事って、どちらかというと裏方の地味な仕事ではあります。

 

ですが、コツコツ自分のペースで頑張りたいという人には向いてる職種だと思います。

 

接客が苦手だなぁ、誰かの顔色を伺ったりして働くのは嫌だなぁ、そういう人にはぜひ1度チャレンジして欲しいです。

 

基本的には自分との戦いになるので、そこにやりがいを見出せれば長く続く仕事になるはずです。

 

※その他スーパーのアルバイトについては↓を参考にしてみてください。

 



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プロフィール

山田店長

飲食店スタッフ⇒通信機器販売員⇒食品バイヤー⇒大手小売業現役店長へ。
現在は月商約5億・従業員数約300人の店舗で店長をやっております。店長経験はもう10年以上。
この経歴を元に、店長として持ってる知識と経験をここでお伝えしていきます。
現役店長さんの日々の業務に、少しでもお役に立てれば幸いです。

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