どうも、山田店長(@yamada_tencho)です。
長いもので、私が店長という職についてもう10年以上になります。
月商は5億、スタッフは300名を超えます。
そんな私ですが、よく新人店長から聞かれることがあります。

店長は全てのスタッフに対して平等であるべきか?
この質問の答えですが、
理由は簡単で、スタッフひとりひとりで性格も仕事のスキルも違うからです。
ほめて伸びるひともいれば、怒って伸びるひと、放っておいた方が伸びるひと。
そんな個性のあるスタッフに対して、みんな同じ対応をするのは無理ですし、ナンセンスです。
ですので、スタッフは不平等に扱われてしかるべきなのです。
では、その不平等さについて、具体的に解説します。
仕事の教え方は不平等であるべき

仕事の教え方は不平等であるべき
人によってスキルの習得度には差があります。
それにも関わらず、皆一様に平等という名の元に同じ教育をするわけには行きません。
社会がそうであるように、社内も競争が必要です。
なので、習得度の速いスタッフにはそのスピードに合わせて教育を行いますし、やる気のあるスタッフにはどんどん次のステップに進んでもらいます。
そうすると必ず、「スキルの差」が生まれてくるようになります。
これを不平等という人もいるかもしれませんが、これは仕方ありません。
では、具体的にどういった不平等があるのでしょうか?
下記で解説します。
正社員とアルバイトでは教え方が平等ではない
同一労働同一賃金とは言いますが、そもそも現実的にはかなり無理があります。
社員は業務内容・時間にある一定制限がありますが、アルバイトにはそれが社員ほど厳しくはありません。
そのため、アルバイトは社員よりも比較的責任の軽い業務を行います。
そうなってくると、当然のことながら教える内容が変わってきます。
それを不平等と捉えるかどうかです。
雇用形態が違うが故に業務内容が変わる。
そのため必然的に教え方が違ってくる。
これについて、平等や不平等と議論することさえもお門違いだと思うのですが、いかがでしょうか?
同一労働でも人によって教え方は不平等になる
では、同一労働であれば、教え方は変わらないのでしょうか。
ここでも平等という考え方は無駄になります。
というか、むしろ平等であってはいけません。
むしろ、労働内容で教え方が変わるというよりも、そのひとによって変えるべきなのです。
それが出来ないといつまで経ってもその仕事を習得することが出来ず、次のステップに進めなくなります。
評価は不平等でないといけない

評価は不平等でないといけない
評価軸は平等でないといけませんが、
当然のことながら、仕事の内容が同じでも結果が異なります。
そうなると、評価が変わってくるのは当然ですよね。
これを不平等と唱えるひとは、自身の評価に満足していないだけで、評価された人間に対してひがんでいるだけです。
では、どういった場合に評価が不平等になるのでしょう。
社員とアルバイトの評価は平等ではない
先ほども触れましたが、社員とアルバイトではその業務内容も違いますし、教え方も変わってきます。
そうすると、必然的に評価が変わってきます。
この異なる評価がもし同じ評価になってしまったら、
なので、出した結果に対して、厳正かつ公正な評価がなされるべきなのです。
それを人によっては、不平等だと声高に言う人も現れてくるでしょうが、店長としてはそんな人物に対しても、より公正でなければなりません。
会社に対する貢献度で評価は不平等となる
分かりやすく言うと、
ということです。
勤務時間数についてもそうです。
店的には当然176時間フルで働くアルバイトを評価したくなりますよね。
それはそれで結構かと思います。
プロ野球だってそうですよね。
同じ一軍でも、スタメン出場回数によって年俸が変わってきます。
社会とは、どの世界でも弱肉強食です。
結果に対する評価というのは不平等なものである、というのはある意味常識かもしれません。
まとめ
以上、スタッフに対する平等・不平等の対応について解説しました。
まとめると、
・同一労働でも必ずしも同一賃金になるということではない。
・評価も不平等になることがあってしかるべき。
となります。
もし万が一、スタッフの扱いが平等じゃないとか不平等だとか言われているのなら、上記を踏まえた上で毅然とした態度で対応される事をおすすめします。
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