どうも、山田店長（@yamada_tencho）です。
突然ですが、店長の仕事って何なんでしょうかね？
じっくりと考えた事ってありますか？
・人を育てる事？
・地域一番店になる事？
答えはひとつじゃないでしょうし、その会社や店長によっても考え方は変わってくると思うのですが、私が思うに、
なのではないでしょうか？
ん？こいつ何言ってんだ？って思いました？（笑）
店長がトイレ掃除をすると、必ず売上が上がります。
大丈夫です。
私も現役店長として月商5億の店を任されている身ですので、真剣に考えた結果の店長の仕事とは？です。
では、なぜ「店長の仕事とは、結局トイレ掃除」なのかを説明したいと思います。
店長の仕事のひとつの考え方として参考にしていただけたら幸いです。
トイレ掃除がなぜ店長の仕事なのか
トイレ掃除がなぜ店長の仕事なのか
個人的な見解も多分に含みますが、店長がトイレ掃除をすると最終的に売上が上がります。
実際の体験として、自分も店長としていくつかの店舗を任されて来ましたが、店長着任当初にまずする事は、お客様トイレと従業員用トイレの両方の掃除です。
では、なぜ私が店長着任早々にトイレ掃除をするのかを、以下で説明します。
トイレ掃除は心の掃除
よく言われる事ですが、トイレ掃除は心の掃除です。
1日の始まりを掃除から始めると、その日1日が気持ちよくスタートできます。
これは個人差があるのかもしれませんが、新店舗着任当初は必ずその店のトイレ掃除をします。
誰かに見られたい、見せたいからやるのではなく、自分の心を掃除するためにやります。
実際やったことがある人には分かると思うのですが、朝から無心で掃除すると、頭がものすごくリフレッシュします。
一旦頭が空っぽになるので、その後の業務の捗り具合がハンパないです。
朝からトイレ掃除とか面倒くさいと思われるかもしれませんが、ぜひ騙されたと思ってやってみてください。
びっくりするほど、気持ちよく1日のスタートが切れますよ。
お客様目線で店舗を見る事が出来る
朝からじっくりお客様トイレを掃除する事の最大のメリットは、これです。
お客様目線で自分の店舗を見る事が出来るようになるんです。
掃除をしながら、
・求人広告をココに貼ろうかなぁ
・手洗い洗剤だけではなく、アルコール消毒も置いてみようかなぁ
・このトイレットペーパー薄すぎて使いにくいからダブルに変えようかなぁ
こんな事を考えたりします。
他にもちょっとした修繕の必要な部分が見えてきたりもします。
それほど広い空間ではないですが、いろんな観点から物事を見る事が出来るようになり、実際店内で売り場を見る時にもその視点が生かされるようになります。
それまでは、鳥の目でしか見る事ができなかった売場を、虫の目で見る事ができるようになります。
そうすると、毎日何かの気付きが生まれるようになり、それを改善する事で、結果的に売上にも繋がるようになってきます。
人の嫌がる仕事をまず最初に自分がやるということ
基本的にトイレ掃除は誰もがやりたくないものです。
特に若ければ若いほどやりたがりません。
なので、クリーンスタッフは年配の方がどうしても多くなります。
個人的には若い人ほどトイレ掃除はさせるべきだと思うのですが・・・
トイレ掃除をした事がない人は、トイレ掃除をする人の気持ちが分かりません。
つまり、人の気持ちが分からない人は、絶対に人に強くなることができません。
それは、店長としては必須の能力だと思っています。
だって、人を束ねるのも店長の仕事ですからね。
ということで、店長はまず自分でなんでもやってみる事をおすすめします。
そんな事まで仕事としてしないといけないのか、と思われるかもしれませんが、虫の目で見るためには絶対にやった方がいいですよ。
特に、人が嫌がる仕事ほど自ら率先してやってみると、その仕事を逆にやりたい、と言わせるためのヒントが生まれてくるものです。
そして、自分の経験談でもあるのですが、そのヒントが売上を上げるためのヒントに繋がる事もしばしばあります。
参考記事
⇒人材育成とは！？ポイントは「ある事」をして伸ばす方法にあり！
店長としての背中を見せる
当然ですが、若干の打算も含みます。
みんなが嫌がる仕事を店長自らがやってるんだぜ、というやつです。
嫌らしい言い方をするとそうなるのですが、店の長がトイレ掃除をしているとなると、当然部下はその姿を嫌でも見るわけです。
部下がどう受け取るか分かりませんが、少なくともネガティブに受け取る人はいないでしょう。
少なくとも、店長としての株は上がるはずです。
そんな事を考えながらトイレ掃除をするの？と思われるかもしれませんが、実は、そう思う時点でちょっとずれてたりします。
実は、トイレを掃除してる時でさえもそう考える事ができないのであれば、普段から自分の背中は見せられないって事です。
どんな仕事に対しても、自分が背中を見せる事で育つ部下というのはいるものです。
トイレ掃除だから、ではなく、店長としての仕事だから、そう思う事ができれば、あなた自身の仕事に対する考え方もまたひとつ成長するのではなないでしょうか？
店長の次の仕事はトイレを作る事
店長の次の仕事はトイレを作る事
ん？また訳の分からない事を言ってるぞ、って思いました？（笑）
トイレを作るのが仕事だというと変に聞こえるかもしれませんね。
つまりは、あなたがトイレ掃除をしていると、恐らく部下が、
「店長、私が変わります」
と、言ってくるはずです。
店長がやっている仕事を自分も興味を持ってやってみたい、と思う部下が必ずいるはずです。
その部下に、「店長の仕事」をひとつ託す事になります。
そうすると店長は次の仕事ができるようになってきます。
そこで何をするかというと、新たにトイレを作るんです。
そして、そのトイレをまた自分が掃除します。
その背中をまた別の部下が見て、
「店長、私が代わります」
と、言ってきます。
そしてまた、新たなトイレを作って・・・
お分かりいただけますでしょうか？
店長がトイレ掃除をしていると、部下がトイレ掃除をさせてくださいと言ってくるようになるんです。
そしたら、どんどん新しいトイレを作って行くんです。
これって、まさに店長の仕事だと思いませんか？
トイレの作り方を教える
では、さらにその先はどうすればいいのでしょうか？
もうお分かりだと思いますが、これまで自分が作って来たトイレの作り方を部下に教えるのです。
そうする事で、今度はトイレの増産ができるようになります。
トイレが増産される事で、どんどん人が成長する環境というのが整ってくるんですね。
あとは、もう見守るだけで大丈夫です。
こうやって仕組みが出来上がる事で、勝手に組織としては回っていくようになってきます。
この仕組みを作る事が、まさに「店長の仕事」だと思うのですが、いかがでしょうか？
まとめ
元日本海軍連合艦隊司令長官の山本五十六の格言に、
という言葉があります。
私はこの言葉を人材育成・教育の観点からも重視しており、今回この記事では、トイレ掃除の例えを用いて説明させていただきました。
店のオペレーション作りと言ってもいいかもしれませんが、最終的に自分がいなくても回る店舗作り、これが店長としての命題だと、私は普段から心がけています。
日々の業務が忙しいのは重々承知です。
ですが、だからこそ、人材育成のため、売上UPのために、あなたも今日からトイレ掃除をしてみませんか？
ちなみに、この記事には「トイレ」というキーワードが38回使われています（笑）
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