【現役店長が解説】店長が感じる孤独を克服する方法3選!!

【現役店長が解説】店長が感じる孤独を克服する方法3選!!

どうも、山田店長(@yamada_tencho)です。

 

・店長って孤独で辛い
・孤独にひとりで頑張っても売上が上がらない
・本部と現場との板挟みでしんどい
・相談相手がいなくてさみしい
・過酷な労働環境に孤独を感じる

 

そんな悩みを持っていませんか?

 

確かに店長は店の全責任を自分で追わなければいけないですし、アルバイトやスタッフを雇用している以上、時にその責任もあります。

 

また、自分のせいでなくても部下やスタッフがミスをすれば、お客様に謝るのも店長の仕事です。

 

これは、店長以外の誰にも代わりが出来ないため、これらを経験していると、時に店長は孤独を感じたりする事があります。

 

そんな孤独をずっと感じ続けていると、徐々に仕事に対するやりがいを見出す事が出来なくなり、店長を辞めたくなってしまいます。

 

自分が聞く限りでは、アパレル店長にこの傾向が強いようです。

 

そんな店長のために、月商5億、従業員約300名の小売店を切り盛りする現役店長として、少しアドバイスさせていただければと思います。

 

店長が感じる孤独を解決する方法としては、以下の3点がポイントです。

 

1.店長の責任の共有
2.アルバイトにも相談する
3.労働環境を見直す

 

私自身も、上記の事を実践する事で孤独を感じず、日々のやりがいが感じています。

 

では、以下でその内容を具体的に分かり易く解説させていただきます。

 

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なぜ店長は孤独を感じるのか?

なぜ店長は孤独を感じるのか?

なぜ店長は孤独を感じるのか?

まずは、そもそもなぜ店長は仕事に孤独を感じるのでしょうか?

 

具体的な事例を元に見ていきましょう。

 

最終的な責任が自分ひとりにあるため

↑でアパレル関連の店長にその傾向が強いとは言いましたが、全ての小売店の店長の最大のミッションは、「売上を上げる事」です。

 

この売上を上げるための全責任は、最終的に店長の責任となります。

 

売上が下がれば、自分の評価も下がりますし、お店の評価も下がります。

 

そうなると、アルバイトやスタッフに満足な給料を払えなくなるかもしれません。

 

時に売上が悪すぎると、優秀な人材であってもコストカットをしないといけなくなったりもします。

 

また、自分の直接的な責任ではないにしても、アルバイトがミスをしてお客様に迷惑をかけてしまったとしたら、それも店長の責任です。

 

さらに店長の責務として一番大きなものが、「人の管理」です。

 

特にシフトの作成には私も大いに頭を悩ませてきました。

 

自分の事しか考えないアルバイトが多いと、本当に苦労します。

 

平気で当日出勤の1時間前に電話してきて、「今日出勤出来なくなりました」とか言って来ますからね。

 

日々そんな業務に追われていると、そりゃあ「店長って孤独な仕事だなぁ」と思わずにいられなくなりますよね。

身近に相談相手がいない

私が店長1年目で困ったのが、実はこの「身近に相談相手がいない」という事でした。

 

これでどれだけ孤独を感じながら仕事をしていたことか・・・。

 

アルバイトはスタッフ同士で相談できるけど、店長はアルバイトに店長の仕事を相談出来ないですからね。

 

本来であれば、マネージャー的な上司に相談すればいいのでしょうが、そのマネージャーも「習うより慣れろ」の人だったので、おいそれと相談も出来ませんでした。

 

そんなストレスもあって、私はずっと孤独を感じていた時期がありました。

 

嫌われ役をしないといけない

私が店長の仕事として心がけていたのが、自分が「嫌われ役を演じる」ということでした。

 

まだ店長経験の浅かった頃は、「怒りたくなくても怒らないといけない場面で怒る事=嫌われ役を演じる」と思っていたんです。

 

それが、スタッフ・アルバイトを平等に扱うという事。

 

ひいては、それが正当な評価に繋がり信頼を得るものだと思っていました。

 

確かに、これらは必要なことなのですが、怒る方の店長である自分も人間です。

 

正直段々辛くはなってきました。

 

そしていつしか、「嫌われ役=怒り役」となってしまい、スタッフやアルバイトが自分に仕事の相談をしてくれなくなってしまい、結果として孤独を感じながら仕事をする事になってしまったのです。

 

劣悪な労働条件・環境

店長が孤独を感じる最大の要因は間違いなくこれです。

 

あなたの店長としての職場の労働環境はいかがですか?

 

私が今勤めている会社も実際以前までは、超絶ブラックでした。

 

残業は当たり前。

 

タイムカードはなく、手書きの出勤簿だけ。

 

当然そんな出勤簿は常に、出勤9時・退勤18時。

 

毎月月末にまとめて書いていました。

 

アルバイトが急に休んだりしたら、当然その穴を埋めるのは自分だと思っていましたし、そのためなら休日出勤も止むを得ない。

 

今思えば、そんな労働条件で働く会社なんて、今後存続していくことは出来ませんからね。

 

世間が許しても、法が許さない時代になってきました。

 

最近では、やっと有給も取得できるようになり、ワークライフバランスが保てるようになってきましたが、当時は本当に孤独とただ闘いながらの根性論で仕事をこなす日々でした。

 

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店長の孤独を解消する方法

店長の孤独を解消する方法

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では、そんな店長の孤独を解消するためにはどうすればいいのでしょうか?

 

以下に店長の孤独を解消する具体的な方法を3つ紹介します。

 

店全体としての責任をスタッフと共有する

最終的な責任はあくまでも店長にあります。

 

ですが、そこに至るまでのプロセスでアルバイトや他スタッフに出来る事はなかったか、等の責任は皆で共有します。

 

例えば、今月の売上が昨年を割ったとします。

 

店舗としては店長の責任ですが、部門の数字については部門責任者の責任です。

 

これ、当たり前なのですが、店が店長を主体としてひとつに機能していないと、部門責任者が数字の責任を自分の責任だと思わない事が多々あります。

 

まるで人ごとのように思っていたりもします。

 

特に向上心のない人間にはこの傾向が強く、数字に重きを置きません。

 

こんな部下と働いていると、自分のスタンドプレーばかりが目立ってしまい、孤独を感じちゃいますよね。

 

では、そんな時どうするのか?

 

その責任者に、考え、行動させる事

 

これが必要になります。

 

そんな事言われなくてもわかっている、と思われるかもしれませんが、果たして実際に出来ていますか?

 

店長がひとりで大車輪のごとく孤独に頑張っても、店の売上は上がりません。

 

あくまでも店のスタッフと一体になって初めて、店の売上は上がります。

 

そうやって店の歯車が回り始めると、店長が孤独を感じる等という事はまずありません。

 

そのためには、部門の責任者に考え、行動させるのです。

 

あなたは、店長としてその労を惜しんではいけません。

 

そこで労を惜しんでいると、いつまでたっても孤独なままです。

 

周りを巻き込み、それぞれを行動させる事で店長としての孤独から脱出することが出来るようになります。

 

具体的な人の育て方は↓を参考にしてみてください。

 

 

店長がアルバイトに相談したっていい

店長は相談相手がいなくて孤独を感じる。

 

これはよくあることです。

 

上司に相談しようにも、私みたいに、習うより慣れろと言われる事も多いでしょう。

 

近隣の同チェーンの店長に相談したくても忙しそうだから、ちょっと気が引けるし。

 

そう思っていたら誰にも相談出来なくて、自分ひとりで抱え込むようになり孤独感に苛まれる事になってしまいます。

 

そうならないためには、ぜひアルバイトに相談してみてください。

 

・自分よりも年上のアルバイトに相談する
・元店長の肩書きのスタッフに相談する
・主婦アルバイトに相談する

 

これらの人に相談する事で、店長の孤独感は大きく改善される事間違いなしです。

 

私もこれをする事で、悩みのトンネルを抜けた事が幾度もあります。

 

ちょっとそれぞれ掘り下げてみますね。

 

自分よりも年上のアルバイトに相談する

人生経験というのは、やはり武器となります。

 

店長を経験した事のないアルバイトだったとしても、人として自分よりも長く生きている人からは、必ずヒントがもらえます。

 

それは具体的な業務上のヒントではなかったとしても、あなたの店長としての価値観・考え方の変わるようなヒントかもしれません。

 

ですので、業務行き詰ったりしたときは、年上のアルバイトの方に、同じ境遇になったりしたらどうしますか?みたいな聞き方をしてもいいかもしれませんよ。

 

きっと、あなたが思ってもいないような切り口から、アドバイスをもらえるかと思います。

 

 

元店長の肩書きのスタッフに相談する

自分が店長初期の頃、この方にものすごく助けられました。

 

ただがむしゃらに頑張っていた時に壁にぶつかって悩んだ時期があったんです。

 

店長は孤独な仕事だから、自分で解決しないといけない、と思っていた時でした。

 

その元店長経験のあるスタッフからアドバイスをもらったのです。

 

自分から相談したのではなく、そのスタッフから話しかけてもらって、相談をする中で具体的にどう解決するかの道しるべが生まれました。

 

その元店長のスタッフは、

 

自分も同じ事で悩み・孤独を感じてきたから気持ちが分かります

 

と言ってくれて、その当時の教訓を元に親身になっていただけました。

 

自分よりも先に経験した事がある人が、意外と近くにいたんだなぁ、とそれに気づけなかった事に大いに反省したのも今では良い思い出です。

 

主婦アルバイトに相談する

いやらしい話ですが、これは、主婦に相談するというよりも、主婦を味方に付けるという意味合いが大きいです。

 

ひとりで孤独にがんばったって、店長とはいえ所詮ひとりの人間でしかありません。

 

人を使ってなんぼです。

 

それなのに、なんだか主婦アルバイトって使いづらいなぁって、思ったりしていませんか?

 

そんな時は主婦アルバイトに仕事の相談をしてみてください。

 

正直それで何かが解決する訳ではありません。

 

主婦アルバイトの方は、「相談されること」に対して好意的な方が多いんです。

 

これは私の体感でしかないのですが、重要なことだと思っています。

 

自分に相談される事で、自分を頼ってると思ってもらえることに好意を持ってもらえると、少なからずこの店長のためにひと肌脱いであげようかな。

 

というような感情になるようです。

 

そのため、相談した内容に対する直接的な解決法が得られるわけではないのですが、間接的な業務のパフォーマンスが上がる事は間違いありません。

 

結果、店の売上や顧客満足度UPに繋がります。

 

ある意味、自分が孤独になってた仕事も、ちょっと手伝ってあげようか、みたいな心理が働くようになり、これまで苛まれていた孤独感も解消されるはずです。

 

 

労働環境を見直す

店長が孤独だなぁと感じるのは、その労働環境の悪さも一因だと思われます。

 

バイトの代わりは自分で出来るけど、自分の代わりは自分しかいない。
だから自分は誰よりも頑張らなければならない。

 

もし、店長であるあなたがそんな考え方をしていたとしたら、それは間違いですよ。

 

店長なんて、いなくたって店は回ります。

 

クレームがあって店長を出せって言われたって、いなかったら本社にでも電話してもらえばいいのです。

 

店は店長が回すのではなく、

 

「従業員全員で」

 

回すんです。

 

従業員は店長も今日初出勤のアルバイトも、ひとつのチームです。

 

なので、店長だからといって長時間労働する必要はありません。

 

残業だってそうです。

 

有給もしっかり取ればいいんです。

 

これらは、出来ないのではなく、ただあなたがやっていないだけです。

 

定時に出社して、定時に帰ればいいんです。

 

その方が他の従業員も仕事がやりやすいはずです。

 

店長がいつまでも残業して現場にいたら、アルバイトは気持ちの休まる時間もありません。

 

従業員と一緒に時間を過ごすことで、自分の孤独感を解消しようなどと思っていたとしたら尚更です。

 

店長は、やることをやってさっさと帰るのがベストです。

 

実際そういう店長のお店の方が、数字はよかったりするものですよ。

 

そうは言うけど・・・と思うかもしれませんが、

 

自分の部下・従業員・アルバイトを信じてください。

 

驚くほど結果に繋がるはずですから。

 

まとめ

最後の方は若干強引に聞こえるかもしれませんが、これ、実は私の体験談なんです。

 

自分ひとり根性論で孤独感と戦っていたのですが、部下・アルバイトを信じて仕事を任せるようにしてからというもの、ものすごく楽に仕事ができるようになったんです。

 

店長が孤独だと思っていたのは、実はただのひとりよがりだったんだなぁって。

 

これに気づけるかどうかが、お店の売上にもつながりますし、ES(従業員満足度)にもつながり、最終的には店長であるあたな自身の孤独感を解消する手立てなることは間違いありません。

 

ぜひ、騙されたと思って実行してみてはいかがでしょうか?

 

今よりも、肉体的にも精神的にも楽に仕事と向き合ってみる事をおすすめします。

 

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プロフィール

山田店長

飲食店スタッフ⇒通信機器販売員⇒食品バイヤー⇒大手小売業現役店長へ。
現在は月商約5億・従業員数約300人の店舗で店長をやっております。店長経験はもう10年以上。
この経歴を元に、店長として持ってる知識と経験をここでお伝えしていきます。
現役店長さんの日々の業務に、少しでもお役に立てれば幸いです。

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