店長の悩み⑧~【これで解決】月商5億現役店長の予算の立て方を公開!

積み上げる事が予算となる

どうも、山田店長(@yamada_tencho)です。

 

突然ですが、お店の予算って誰がどうやって立ててますか?

 

本部から、来月の予算はこれ、みたいな形でとてもじゃないけど無茶とも言えるような高すぎる予算設定にされていませんか?

 

もしくは、店長であるあなた自身で予算作成されていますか?

 

予算って、どのような考え方に基づいて立ててますか?

 

予算作りは面倒だし難しいから、毎月やらされ仕事になっちゃってるかも・・・。

 

ここでは、そんな店長必見の現役店長の予算の立て方を「具体的に」紹介します。

 

私の店は月商5億、従業員数約300名の、どちらかというと大型の小売店になります。

 

そんな小売店の予算の作成ポイントなんかもまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

 

この記事を最後まで読んでいただければ、予算作りの意味やその役割がご理解いただけるかと思います。

 

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予算を立てる事に意味はない?

予算を作る事に意味はない?

予算を作る事に意味はない?

唐突ですが、私は新人店長の時にはそう思っていました。

 

予算を立てる時間がもったいないとさえ思っていたし、こんなの意味ないし・・・なんて事を本気で思ってました。

 

単純に面倒だったというのもあるのですが、私自身どちらかというと感覚で仕事をするタイプだったというのもあります。

 

ですが、そんな考えも店長として予算を作り続けるに連れて徐々に変わってきました。

 

そもそも予算を立てる意味とはなんでしょうか?

 

ざっくり言うと、予算を立てるということは、

 

「具体的な目標設定を立てて会社に利益をもたらす事」

 

だと私は考えています。

 

もっと具体的に言うと、

 

「具体的施策に基づいて利益を生み出すための棚卸し行為」

 

と言えば分かり易いでしょうか。

 

要は、何をやって昨年以上の売上を作るか、それを具体的に数字にしたらこうなります。

 

というのが予算です。

 

つまり、予算を立てる事で、昨年以上の売上を作る事が出来、会社としても利益を残すことでさらに成長していく事が出来る、という事になります。

 

店長として、この予算作成が出来なければ、その職責を果たしていないと言っても過言ではないでしょう。

 

ですので、予算とは目標や努力義務ではなく、必達すべき数値だという事を肝に銘じておきましょう。

 

では、早速具体的な予算の作成方法を解説していきます。

 

具体的な予算の立て方

予算を立てる

単純に予算と言っても、通期・半期・四半期等いろいろあると思いますが、ここでは分かり易く来月の予算をどう組むか?という視点で解説します。

 

期間をどう設定しようがやることは基本的に同じなので、ぜひ参考にしてみてください。

 

前年比とその差異をデータ確認する

まず最初に、売上の前年比をデータで確認します。

 

例えば、今が4月1日だったとして、5月の予算を作るのであれば、今年と昨年の3月の売上を確認します。

 

そこでどれくらいの差異があるのかをデータで確認です。

 

売上は伸びて来ているか?
客数は?
客単価は?

 

これらを感覚ではなく、具体的にデータで確認して、今の傾向を見てください。

 

お店として人気が出て来ていて、売上が右肩上がりなのか、それとも下がり気味なのか。

 

これをデータで確認する事で、いわゆる傾向値がわかります。

 

相対的に今売れてるのか売れてないのか。

 

昨年売れてる要因は何か?

 

今売れていない要因は何か?

 

数字を見れば自ずと見えてくるはずですので、まずはこれらの数値資料を揃えましょう。

 

ここまでが、予算作成のための最低限の準備だと思ってもらえれば結構かと思います。

 

ゼロベースで考え今年と昨年の施策を洗い出す

では具体的な予算作成に入ります。

 

まずはゼロベースで考えます。

 

今月は売上の調子がいいから、来月もこの調子で前年比110%くらい行くんじゃない??

 

などという根拠のない予想は、予算作成する際にはまったく意味を成しません。

 

まずやるべき事は、今年の売上を上げるための施策と昨年の施策を洗い出す事です。

 

去年行った施策に対して、今年は何をするのか?
去年のその施策はいくら売上の上積みとなったか?

 

これらを洗い出します。

 

昨年何もやっていなければチャンスですし、何かキャンペーンやイベントなんかをやっていれば、それに対する施策を打たないといけません。

 

予算組みする際にすべき事は

 

①昨年の施策が具体的にいくら売りいくら利益を出したか
②昨年の施策に対して、今年は何をやっていくら売上を作るのか

 

まずは大前提となりますので、これが出来たら次のステップに進みます。

 

部門ごとにドリルダウンする

店の規模にもよるとは思いますが、一般的にアパレル店でも飲食店・スーパー、どんなお店であっても複数の部門によって形成されているはずです。

 

その部門ごとで同じように、昨年のこの施策に対してこれをやる事で売上を作る、という計画を立てます。

 

この時のポイントは、とにかく具体的な数字にする事です。

 

可能な限り細分化して、1円単位まで掘り下げます。

 

・いくらの商品を何個売っていくら稼ぐのか?
・昨年100点販売している商品を今年はどうやっていくつ売るのか?

 

ちなみに、各部門担当者がいれば、この作業はその担当者にさせてください。

 

仮にそれがアルバイトであったとしても、数字に対する責任感を植えつけるためにも、この予算作成はその部門担当者にやらせてください。

 

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内的・外的要因を考慮する

店長が予算を作成する際に注意しないといけないのが、内的要因と外的要因の検証です。

 

部門担当者には上記の方法で予算を立ててもらい、店長としてはこの2点を十分に考慮しないといけません。

 

内的要因の検証

主に昨年との対比をします。

 

内的要因でもっとも注意すべき点は、人員です。

 

次に店舗の改装・レイアウト変更です。

 

人員については、文字通り従業員の数です。

 

当然従業員が多ければ多いほど作業効率は上がります。

 

そうなると、部門担当者の予算も前年よりも高めに設定されるかもしれません。

 

ですが、店としては人件費がプラスとなるので、最終的な営業利益を圧迫する事になります。

 

このあたりはバランスが大事になってきますので、店長としての手腕が問われるところです。

 

そしてもうひとつの改装・レイアウト変更についてですが、人員よりもこちらの方が実は重要です。

 

というのも、改装やレイアウト変更によって、売り場面積の増減が起こるからです。

 

当然売り場面積が大きければ陳列できる商品数も増えますので、売上は上がりやすくなります。

 

売り場面積の増えた部門担当者が、これを考慮しての予算を作成しているかどうかのチェックは店長の方でするようにしてください。

 

外的要因の検証

外的要因としては、以下の3点です。

 

①政治動向
②市況
③トレンド(商品と業界)

 

それぞれ簡単に解説します。

 

政治動向

これは主にインバウンド店舗に影響を及ぼします。

 

インバウンド需要の高いお店であれば普段から気にかけてはいると思います。

 

韓国や中国との政治的な問題よって、日本旅行者が大きく変動する事があります。

 

正直その度に売上が左右されるのも問題ではあるのですが、この政治動向についても予算にはめ込む事も考慮しないといけません。

 

会社の方針として、予算段階では考慮しない企業もあるかもしれませんが、特にアジア系諸国との関係性は常に把握しておく事が重要ですし、それが店長としての責務でもあります。

 

市況

単純に日本の経済が上向きかどうか、という事です。

 

日経平均株価やボーナス支給額等、その他にも様々な日本の景気を左右するような指標があります。

 

別に、日銀短観やGDPが・・・とまでは言いませんが、世の中の流れとして上向きなのか下向きなのかを判断するような材料が色々なところで発信されているますので、その情報を取りこぼさないように店長としてアンテナを張っておきましょう。

 

トレンド

3つの中ではこれがもっとも重要です。

 

業界人として知っておかないといけない内容ですので、部門担当者もさることながら、店長としても各部門のトレンドは把握しておきましょう。

 

どのカテゴリーでも必ず流行トレンドがあります。

 

食料品であれば、テレビで体にいいとちょっと放映されただけでバカ売れします。

 

おもちゃであれば、新しい戦隊ヒーロー物や仮面ライダー関連。

 

テレビの放送とリンクして商品の入れ替わりがありますので、それによって売上も左右されます。

 

以前は半年周期だったのが1年になったり、その放送期間も変わってきていますので要チェックです。

 

最もこのトレンドに左右されるのが衣料品です。

 

当然アパレル業界の方はこのあたりは詳しいでしょうから深く突っ込みませんが、トレンドとプラスで忘れてならないのが、気温です。

 

暖冬や冷夏の天気予想が出ている時は要注意です。

 

毎年この季節の温度変化によって売上が大きく変わってきます。

 

これをうまく予想して予算組みできるのが、出来る担当者であり出来る店長でもあります。

 

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予算の着地見込みをまとめる

予算をまとめる

さて、ここまで予算を立てる際のポイントをいくつか解説してきました。

 

これら全てを考慮して、各部門の数値をまとめます。

 

部門担当者から予算をまとめてみて、あなたが立てた予算との乖離を確認します。

 

乖離がある場合は、その部門・商品群はどれか?

 

各担当者ともう一度協議して確認です。

 

それぞれの部門のブレを修正したら、売上と粗利の予算についてはまとまるかと思います。

 

実は、店長としての予算組みはここからです。

 

販売費及び一般管理費(販管費)の予算を立てる

販管費とは、店舗を運営する上でかかってくる経費です。

 

この予算は店長しか作る事が出来ません。

※販管費の話をすると相当長くなりますので、別記事で紹介させていただきます。
店長の悩み⑩~現役店長必見!販管費・コストを削減する具体的な方法

 

当然削れる部分は削って、投資する部分は大胆に投資してもいいと思います。

 

この販管費も売上予算同様、昨年の実績を鑑みながら作成しないといけません。

 

売上と違って販管費は、昨年よりも少ない予算の方が好まれます。

 

少ない経費でどれだけ大きな売上を作れるか、これが店長としての最大のテーマだと言っても過言ではないでしょう。

 

予算を立てるメリットとは?

最後に、予算を立てるメリットです。

 

冒頭で、私は新人店長の頃予算を立てる事に意味はあるのか?と思っていましたと言いましたが、今ではあの頃の自分が恥ずかしくて仕方がありません。

 

今では予算を作成するために、大きく時間を割いています。

 

なぜなら、予算を作ってその予算通りに数字が推移すれば、必然的に店は成長し続ける事が出来るからです。

 

未来の店舗の診断書と言えるかもしれません。

 

予算を立てるということは、数字を組み立てる(売上を上げる)という事です。

 

この数字を組み立てる事が出来れば、その通りに売り場を作るだけで昨年よりも多くの利益を生み出す事が出来ます。

 

そうする事で、当然部門担当者の評価も上がりますし、店長としてのあなたの評価も上がります。

 

まさに三方良しというやつです。

 

予算を作るということは、それほどまでにメリットしかありません。

 

まとめ

さて、長々と予算の立て方について解説してきましたが、まとめると

 

・ゼロベースで昨年と今年を比較する
・内的外的要因を考慮する
・各部門の予算をまとめる
・販管費予算を立てる

 

これらを順に行っていけば、必然的に理想的な予算組みが出来ると思います。

 

目的意識を持って予算を立てる事は店長としての最大の責任です。

 

この予算立てが出来るかどうかで、部下の評価さえも左右されるかもしれません。

 

それほどに予算を立てるということは重要です。

 

もし、これまであまり予算を立てる事に重きを置いていなかったのであれば、今から改善しましょう。

 

逆に言うと、これまであまり取り組みとして強く推し進めていなかったのであればチャンスです。

 

真剣に取り組めば、店の売上を簡単に上げる事が出来ます。

 

ただし、上記で解説した内容を踏まえた上で予算は作成してくださいね。

 

以上、月商5億の現役店長の予算の立て方でした。

 

この記事が、あなたの予算作成の参考になれれば幸いです。

 

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プロフィール

山田店長

飲食店スタッフ⇒通信機器販売員⇒食品バイヤー⇒大手小売業現役店長へ。
現在は月商約5億・従業員数約300人の店舗で店長をやっております。店長経験はもう10年以上。
この経歴を元に、店長として持ってる知識と経験をここでお伝えしていきます。
現役店長さんの日々の業務に、少しでもお役に立てれば幸いです。

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